タラバガニとも、ズワイガニとも異なる異なるイバラガニは、カニ好きのかたには幻のカニとして知られています。
その一方で、イバラガニモドキというカニをご存知でしょうか?
イバラガニもイバラガニモドキも一般的はあまり知られていないカニです。
そんな、イバラガニとイバラガニモドキの違いについてご紹介していきます!
目次
イバラガニとイバラガニモドキの違いとは?
イバラガニとイバラガニモドキの違いについて、4つの違いでご紹介してきます。
- 外見の違い
- 味の違い
- 価格の違い
- 購入状況、普及の違い
イバラガニとイバラガニモドキの外見の違い
イバラガニとその類似種であるイバラガニモドキは、外見上の特徴によって識別できます。
イバラガニはその名の通り、鋭い棘が特徴的ですが、イバラガニモドキの棘は比較的穏やかです。
色合いにおいても、イバラガニは赤みがかった色調をしているのに対し、イバラガニモドキは茶褐色が目立ちます。
イバラガニとイバラガニモドキの味の違い
実は、意外にもイバラガニよりもイバラガニモドキがより甘みを感じると評価されています。
イバラガニとイバラガニモドキの価格の違い
イバラガニモドキはタラバガニの約半額で購入可能で、その手頃な価格から飲食店での提供が多いです。
イバラガニとイバラガニモドキの購入状況、普及の違い
最近では、ロシアから輸入されるイバラガニモドキも増えており、日本国内での普及が進んでいます。
漁獲地域は北海道だけでなく、四国や本州でも見られ、6月から8月の夏季が旬です。
イバラガニと同様に深海に生息し、市場価格は1kgあたり約5,000円となっています。
市場で流通しているイバラガニとされるものの多くが、実はイバラガニモドキであることが多いのも一つの特徴です。
以上、違いをご紹介しましたが、以下では、それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
イバラガニとは
特大サイズのイバラガニ pic.twitter.com/AjB49yO4HH
— 隼茶丸(深海魚漁師) (@shinkai_ryoushi) November 11, 2023
イバラガニの独特な外観
イバラガニは、その名の通り、鋭い棘が特徴的な大型のカニです。
タラバガニ科に属し、体長は約30センチ、甲羅の大きさだけで20センチにもなります。
8本の足を持ち、そのゴツゴツとした外見が印象的です。
イバラガニの生息域と漁獲
主にベーリング海やオホーツク海で漁獲されるイバラガニは、水深300メートルから1000メートルの深海に生息しています。
特に北海道の網走地方が有名で、漁獲量の少なさから「幻のカニ」とも呼ばれています。
イバラガニの食べ方
イバラガニは茹でる、焼く、刺し身、煮るなど様々な調理法があります。
新鮮なイバラガニを選ぶことで、その本来の旨味を存分に楽しむことができます。
特に「浜茹で」されたイバラガニは、塩茹で後に冷凍された状態で販売され、自宅で手軽に楽しめます。
イバラガニの味
イバラガニは、タラバガニと同じく甘みが強く、濃厚なカニの旨味が特徴です。
身の詰まり具合も見逃せず、殻を剥くとジューシーな身が溢れ出ます。
イバラガニは食べ過ぎに注意!
美味しいイバラガニですが、食べ過ぎには注意が必要です。
特に食中毒やアレルギー反応のリスクがあり、適量を守ることが大切です。
イバラガニの価格
イバラガニの価格は、産地や時期、身入りによって異なりますが、一般的には1kgあたり5,000円から10,000円程度で取引されています。
イバラガニと他のカニとの違い
イバラガニはタラバガニ、ズワイガニ、毛ガニ、花咲ガニなどと比較しても、その味わいや外見で明確に区別できます。
各種カニとの違いを理解することで、より深いカニの世界を楽しむことができます。
イバラガニの購入と取り寄せ方法とは?
イバラガニは通販サイトを利用して簡単に取り寄せることができます。
市場にはあまり出回らないため、稀少で入荷が少ないので通販での購入がおすすめです。
ただし、イバラガニを取り扱うカニ通販は少ないだけでなく、粗悪なカニを安さで誤魔化している通販もあります。
- 身がボソボソ
- 重量の割に身入りが悪くスカスカ
- 持つと胴体がブカブカの「ニ枚皮」
でも、実績もあり、安心のカニ通販で、イバラガニを取り扱うカニ通販なんてわからないですよね。
そこで、おすすめなのが「かにまみれ」!
かにまみれは、訳なしで安さより、品質推しの安心なカニ通販なので、気になる方は公式サイトをぜひチェックしてみてください。
イバラガニに関するその他の情報
イバラガニは「ゴールデンキングクラブ」とも呼ばれ、そのユニークな歩き方や豊富な栄養価で知られています。
通販サイトでは、缶詰としても手軽に購入可能です。
イバラガニモドキとは
【イバラガニモドキ】ヤドカリの仲間(カニでは無い)。イバラガニとくらべ明らかに全身の棘が短い。深海漁では大抵オスとメスが一緒にかかってくる事から「夫婦ガニ」とも呼ばれている。https://t.co/3vSZw91JoT https://t.co/t7KUfmZ1gK
— 水族館で見られる深海生物bot (@suizokusinkai) September 6, 2023
市場に出回るイバラガニの多くは「イバラガニモドキ」と呼ばれる種類で、イバラガニとは異なる特性を持ちます。
実は、驚くべきことに、市場で流通している「イバラガニ」とされるものの大部分は実は「イバラガニモドキ」であると言われています。
また、イバラガニモドキは、イバラガニと遺伝的に近い関係にあるが、実際には異なる種類で、カニではなくヤドカリの仲間になります。
イバラガニモドキは、モドキなどと呼ばれますが、味においてはイバラガニよりも甘みが強いのも特徴。
また、それに対して価格も約半値近い手頃さというのも驚きです。
脚の疲労は残っていたけど、一番効率の良い移動手段(Jog)で中央卸売市場まで。
丼兵衛で朝食。
あと、2週間遅れの母の日にイバラガニ(※)を送ってミッション完了。※ タラバガニ科 ヤドカリ類
今回購入したのは、突起が小さいので恐らくイバラガニモドキ。
タラバガニより安いのでオススメ。 pic.twitter.com/Ns2eeM1TZw— Shige (@Shigemi_x) May 23, 2023
まとめ
この記事では、イバラガニとイバラガニモドキの違いについてご紹介してきました。
イバラガニとイバラガニモドキは、外見や味、価格、普及度で異なります。
イバラガニはその独特な外観と味わいで、カニ愛好家の間で高い人気を誇ります。
イバラガニモドキも市場に出回り始めており、自宅でのカニ料理を楽しむ際には、イバラガニを選ぶのも良いでしょう。
高品質なイバラガニは贈答品としても喜ばれます。
どちらもとても美味しいカニには違いないので、機会があればぜひ召し上がってみてください!