石川県で震度6強の地震が観測されたことがありましたが、近年、この地域で地震が増加している背後にある理由に心配なかたもも多いのではないでしょうか?
また、今後の地震の予測と南海トラフ地震との関連についても懸念が寄せられていることでしょう。
この記事では、以下の石川県の地震について調査しました。
<この記事で分かること>
- 石川県での地震増加の理由
- 石川県の将来の地震予測
- 石川県の地震と南海トラフ地震の相互関係
目次
石川県で地震が増加しているのはなぜ?
2023年5月5日、石川県で震度6強の地震が発生。
これに先立つ2020年12月から、特に能登地方で地震活動が増加していました。
2019年には震度6弱、2022年6月19日には震度6弱、20日には震度5強の地震が観測され、この数年間で震度1以上の地震が300回以上観測されています。
石川県で地震が増加している理由についての調査から、以下の要因が明らかになりました。
<石川県で地震が増加している理由>
- 能登地方は多くの活断層が存在し、地震が頻繁に発生する可能性が高い。
- 最近の地震は流体の移動に関連している可能性が高い。
- 2年ほど前から、地下で流体が上昇している可能性がある。
地下から上昇する水が周囲に広がり、小さな亀裂に流体が浸透することで岩盤に圧力がかかり、地震が発生していると考えられています。
本来、能登地方は多くの活断層が存在し、地震が発生しやすい地域であることに加え、2年前からの流体の上昇も影響を与えている可能性が高いようです。
2023年5月5日の地震では震度6強が観測されましたが、今後はどうなるでしょうか?
石川県の地震、今後の活動は?
石川県の能登半島では、まだ流体が存在する可能性が高いため、今後も震度6強以上の地震が発生する可能性があります。
これに対処するために、一週間だけでなく、数週間または数か月にわたって同規模の地震が発生する可能性を考慮し、注意を払うことが重要です。
実際、2023年5月5日の震度6強の地震発生後、24時間以内に震度1以上の地震が43回も観測され、その後も地震活動が続いています。
しばらくは揺れに警戒する必要があるでしょう。
石川県の地震と南海トラフ地震には関係性は?
今回の石川県の地震は南海トラフ地震には直接的な影響を及ぼさないとされています。
ですが、災害史に詳しい立命館大学環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授は、以下のように懸念しています。
南海トラフ地震の前には新潟から鳥取までの日本海側で地震が起きやすい。また、最近は南海トラフの範囲に含まれる沖縄周辺や普段揺れが少ない徳島県北部でも地震が起きている。大地震が起きる周期に入ったといえる
zakzakより引用
このように、日本海側の地震は太平洋側の南海トラフ巨大地震といった他の地震とも関連している可能性があると言われており、地震に対する備えが重要であることを示唆しています。
まとめ
ここ数年、石川県で地震が増加しています。
現在の地震活動は流体の影響を受けていると考えられ、地震が発生しやすい地域であることに加え、2年前から地下で流体が上昇している可能性が高いことも影響していると考えられます。
未だに流体が存在する可能性が高いため、今後も震度6以上の地震が発生する可能性があり、早急な対策が求められます。
また、今回の地震は南海トラフ地震に直接的な影響を及ぼさないとされていますが、地震の相互関係についても警戒が必要です。
防災セットの賞味期限なども確認し、安全対策を講じることが重要となります。