このハンドサインは知らずに「悪い意味だったんだ!」では済まされない海外でNGなハンドサインがあります。
中には、日本では良い意味で使われているも実は悪い意味のハンドサインやジェスチャーもあるんです。
せっかくの海外旅行で無用なトラブルはさけたいですよね。
そこで、海外で悪い意味で使われるハンドサイン、ジェスチャーを12個選び、それぞれ解説していきます。
目次
海外で悪い意味のハンドサイン、ジェスチャー12選!
サムズアップ【アフガニスタン、イラン、イタリアの一部地域、ギリシャでは注意!】
サムズアップ、つまり親指を立てるジェスチャーは、一般的に肯定や承認を意味し、特にヒッチハイクやソーシャルメディアでの「いいね!」として広く認識されています。
アメリカでもこの仕草が「良い!」や「賛成!」といった肯定的な意味合いで用いられます。
しかし、このハンドサインはアフガニスタン、イラン、イタリアの一部地域、ギリシャなどでは、侮辱的な意味を持つと解釈されることがあります。
これらの国々では「無礼」や「侮辱」といった否定的な意味合いで受け取られる可能性があるため、使用する際には注意が必要です。
ピース【ギリシャでは注意!】
一般的に写真撮影でよく見られるピースサインですが、ギリシャではこのジェスチャーを避けるべきです。
この国では、ピースサインが相手に対する侮辱と解釈される可能性があるため、ギリシャで使用する際は注意してください。
裏ピース【イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドでは注意!】
裏ピースサイン、つまり手の甲を外側に向けて作るV字のジェスチャーは、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドでは非常に不適切な意味を持ちます。
このサインは、中指を立てる行為と同様に、性的な侮辱や敵意を示すものと解釈されることがあります。
特に公共の場やレストランで「2つください」という意味で無意識に使ってしまうと、相手に不快感を与える可能性があります。
OKサイン【フランス、トルコ、ブラジル、ベネズエラでは注意!】
日本で一般的な「OK」の意味で使われる、親指と人差し指で円を作るジェスチャーは、フランスでは「無価値」や「ゼロ」という否定的な意味合いを持ちます。
このハンドサインは、フランス、トルコ、ブラジル、ベネズエラなど国では、相手に対する侮辱と解釈されることがあります。
特にブラジルでは、このサインは非常に不適切な意味を持ち、肛門や女性器を連想させるものとして解釈されることがあります。
トルコやベネズエラでも同様に、このジェスチャーは相手を侮辱する行為と見なされる可能性が高いです。
ガッツポーズ【パキスタン、フランス、ブラジルでは注意!】
日本では、手を握りしめて上に突き上げるガッツポーズは、勝利や成功の瞬間を象徴するジェスチャーとして広く用いられます。
このポーズは、達成感や喜びの表現として一般的です。
しかし、この同じポーズは、世界の他の地域、特にパキスタンでは、相手に対する侮辱と解釈されることがあります。
また、片方の手を上に突き上げ、もう一方の手でその腕を叩く動作は、フランスやブラジルでは中指を立てるジェスチャーと同様の侮辱的な意味を持ちます。
小指を立てる【中国、シンガポールやインドネシアでは注意!】
日本で愛情や女性を象徴する小指を立てるジェスチャーは、シンガポールやインドネシアでは否定的な意味を持ちます。
「最も劣る」や「非常に小さい」と解釈されることがあります。
また、中国ではこの仕草が「無能」や「無価値」と捉えられることもあります。
手のひらを開いて相手に向ける【ギリシャ、アメリカでは注意!】
日本では、手のひらを開いて相手に向けるジェスチャーは「ストップ」や「待って」といった意味で一般的に使われます。
しかし、このハンドサインはギリシャでは非常に侮辱的な意味を持ち、相手を怒らせる可能性があります。
また、アメリカなどの国々では、このジェスチャーが「もう話すな」や「話を遮る」などの意味で用いられることがあり、相手を不快にさせる恐れがあります。
コルナのハンドサイン【ヨーロッパ全般では注意!】
コルナサイン、人差し指と小指を伸ばして角のようにするジェスチャーは、特にハードロックのファンやバンドにおいて「Rock on!(思いっきりロックしよう!)」という熱狂的な意味で広く使われています。
このジェスチャーは、彼らにとっての「承認」や「喜び」の象徴として認識されています。
しかし、ヨーロッパの多くの国々では、このコルナサインは「悪魔」や「角」を象徴するものとして捉えられています。
特にイタリア語で「角」を意味する「コルナ」に由来し、「角のサイン」とも呼ばれます。地中海沿岸国やラテン系の国々では、このサインは侮辱的な意味を持ち、特に不貞や浮気を示唆するジェスチャーとして用いられることがあります。
一方で、ヨーガの一種ハタ・ヨーガでは、このコルナサインが体を若返らせる力を持つと信じられています。
また、仏教では悪魔を追い払う、厄除けのジェスチャーとして用いられることもあります。
違うを意味するジェスチャー【英語圏の国では注意!】
「違います」や「私じゃないです」といった否定の意を表す際、顔の前で手を左右に振るジェスチャーは、英語圏では「臭い」という意味合いを持ちます。
このため、このハンドサインを使って否定を表現すると、相手に誤解を与える可能性があります。
代わりに、否定の意を示す際は、単に「首を横に振る」動作で十分です。
このシンプルなジェスチャーは、Noを意味し、ハンドサインを使う必要はありません。
おいでのジェスチャー【海外全般で注意!】
手のひらを下に向け、親指以外の4本の指を前後に動かして「おいで!おいで!」とする手招きジェスチャーは、海外では「あっちへ行け」という意味で、野良犬を追い払う際の「シッ!シッ!」と同じニュアンスを持ちます。
顔の横でこのジェスチャーをすると、「Hello!」と手を振っていると解釈され、相手が手を振り返すこともあります。
英語圏で「こちらへ来て」と伝えたい場合は、手のひらを上にして、4本の指を前後に動かすハンドサインを使用するのが適切です。
サムズダウン【世界全般で注意!】
親指を下向きにする「サムズダウン」のジェスチャーは、日本でブーイングの際によく使われますが、その起源は古代ローマに遡ります。
このジェスチャーは、かつてローマの闘技場で敗北した剣闘士に対して観客が「命を奪え」という意味で使っていたサインです。
現代では、このジェスチャーは挑発的な意味合いを持ち、特にアメリカやイギリスなどの国々では、否定的な感情や不満を表す際に使われます。
このため、これらの国でサムズダウンを使う際には注意が必要です。
中指を立てる【世界全般で要注意!】
手の甲を前にして中指を立てる動作は、多くの映画や海外ドラマで目にすることがあります。
このジェスチャーは、一般的には非常に侮辱的な意味を持ち、「くたばれ」という強い蔑視を表すものです。
特にアメリカやイギリスでは、このハンドサインは広く認識されており、非常に不適切な表現とされています。
他の多くの国々でも、このジェスチャーは同様に否定的な意味を持ち、敵意や挑発を示す行為と解釈されることが多いです。
まとめ
海外で悪い意味で使われるハンドサイン、ジェスチャーを12個解説しました。
海外での旅行や外国人との対話の際、言葉の壁を感じると、多くの人が手振りや身振りに頼ることがあります。
しかし、これらのジェスチャーが異なる文化では全く異なる、時には知らずに悪い意味の場合もあるということを覚えておきましょう!
最近、日本でも、ハンドサインはよく知られるようになりました。
そのため、異文化間のコミュニケーションでは、ハンドサインの文化的な意味を理解することが重要です。
ピースサインやサムズアップなど、良い意味で使われることが多いサインも、国によっては否定的な意味を持つことがあります。
海外での安全かつ快適な滞在のためには、訪れる国の文化や習慣を事前に学ぶことも大切です。