以上と以下は、記号で書き方をあらわす場合、不等号を使います。
- 以上:「≧」は「大なりイコール」
- 以下:「≦」は「小なりイコール」
このように、以上、以下は、記号で書くことができますが、以上・以下は、その数自体は含みません。
この記事では、以上、以下の解説を不等号も用いて解説して、英語ではどのように不等号を表現するのかをご紹介します。
目次
【~以上】~を含めて、~よりも大きい!
「~以上」という表現は、「~を含んだ上で、それを超える数値」を意味します。
この「以」という言葉は、特定の数値や時点を指し、それを含む範囲を示します。
例えば、「10以上」という場合、これは「10を含む、そして10より大きい数値全て」を指します。
不等号で表現すると、「10≦」となります。
例えば、あるキャンペーンで「3,000円以上の購入で特典をプレゼント」という場合、これは「3,000円ちょうどの購入も含め、それ以上の金額で購入すれば特典がもらえる」と理解することができます。
【~以下】~を含めて、~よりも小さい!
「~以下」というフレーズは、「~を含む、それ以下の数値」という意味を持ちます。
「以」という言葉は、特定の点や時点を示し、その点を含む範囲を意味します。
したがって、「10以下」という表現は、「10を含む、10未満の数値全て」を指します。
数学的には、この状況は「10≧」という不等号で表されます。
例えば、「ご飯は3杯以下にしましょう」という指示は、「ご飯は3杯まで、つまり3杯を含む2杯や1杯など、それ以下の量に制限しましょう」と解釈することができます。
英語での不等号の表現
英語での不等号は「inequality sign」と呼ばれ、日本語と同様に「>」や「<」の記号で表されます。
ただし、英語圏ではこれらの記号の使用法が異なる場合があります。不等号の読み方や表記の違いを理解することが重要です。
英語圏では、不等号は数学だけでなく、広告やインターネット掲示板など日常生活の様々な場面で使用されます。
例えば、マクドナルドのコマーシャルでは「McDonald’s Fries > The Fries From Across The Road」という表現が見られます。
「以上」「以下」の英語表現
「以上」の英語表現方法
英語で「以上」を表す際には「or more」や「or higher」などの表現が用いられます。例えば、「3以上」は「three or more」と表現され、対象によっては「three or higher」や「three or greater」が使用されることもあります。
「以下」の英語表現
「以下」は英語で「or less」や「or lower」などと表現されます。これも「以上」と同様に、「3以下」は「three or less」となり、対象によっては「three or lower」や「three or fewer」が使われます。
不等記号の英語表記
日本語と英語の不等記号の違い
日本語では「以上」を「≧」、「以下」を「≦」と表しますが、英語では「or more」を「≥」、「or less」を「≤」と表記します。これらの記号は、広がっている方が大きく、角が向いている方が小さいことを示します。
不等記号の英語の使用例
例えば、「Aは3以下」という表現は英語で「A ≤ 3」となり、「Aは3以上」は「A ≥ 3」と表されます。不等号を記号で表す際は、計算式の記号間に半角スペースを入れるのが一般的です。
英語におけるその他の範囲表現
「~を超える」の英語表現
「~を超える」は英語で「more than」や「greater than」などと表現され、「3を超える」は「more than three」となります。
未満の英語表現
「未満」は英語で「less than」と表され、「3未満」は「less than three」となります。
「~以内」の英語表現
「~以内」は英語で「in」や「within」と表現されます。例えば、「3日以内」は「within three days」となります。
「~まで」の英語表現
「~まで」は英語で「up to」と表現され、「10kgまで」は「up to 10kg」となります。
まとめ
不等号「≧」は「以上」、「≦」は「以下」を意味し、それぞれの数値を含む範囲を示します。
英語では、これらは「inequality sign」と呼ばれ、「>」「<」で表されます。
例えば、「3以上」は英語で「three or more」と表現され、「3以下」は「three or less」となります。
また、「~を超える」は「more than」、「未満」は「less than」と表現され、数直線上での表記にも注意が必要です。
そして、「以上・以下」の意味を理解しておくことも重要といえます。
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