頭が1800の番号から「NTTファイナンス」と名乗る電話が多発しています。
これはNTTファイナンスではなく、迷惑電話もしくは、詐欺電話!
その際、応答しないと留守番電話にメッセージが記録されることもあるようです。
メッセージを確認すると、自動応答の案内音声が流れ、「未払いの請求」「法的手段」といった言葉が登場します。
さらに、オペレーターとの通話を希望する場合、「1を押す」との指示もあり、一部の人々が心配している可能性が考えられます。
本当にNTTファイナンスがこのような方法で連絡をとるのでしょうか? もし違うのであれば、その目的は何でしょうか?
この記事では、不明な番号からの「NTTファイナンス」に関する電話の内容やその背後にある意図について検証します。
目次
1800の電話番号「NTTファイナンス」から電話がかかる!
2023年の8月に、私も非通知の電話を受け取りました。
知り合いからの電話でないことが分かっていたので、疑念を持ちつつも応答してみました。
また、非通知だけでなく、「+1800」という番号からも呼び出しがあったことも確認しました。
相手は「NTTファイナンス」と名乗りました。
NTTファイナンスは、NTTグループの主要な金融部門として、様々なサービスを提供しています。
なぜこのような企業が非通知で連絡を取るのでしょうか?
多くの方が同じ疑問を抱いていると思いますので、詳しく調べてみることにしました。
1800の電話番号「NTTファイナンス」に出たらどうなるのか調査!
最初に、非通知からのNTTファイナンスの電話の内容を確認します。
受け取ったメッセージは全て自動音声でした。
そして、「未払いの請求」や「法的手段」というような内容が伝えられていました。
正確な音声の情報はこちらで紹介できませんが、別の場所で参照することができます。
オペレーターとの通話を希望する場合は指定されたボタンを押す必要があり、その指示に従わない場合は自動音声が繰り返されます。
次に、非通知からの「NTTファイナンス」の電話にどう対応するかを詳しく調査しました。
1800の電話番号「NTTファイナンス」に出てみると!
1800の電話番号「NTTファイナンス」に出てみると以下のガイダンスが流れてきます。
NTTファイナンスより重要なお知らせです。
現在ご利用の電話回線にて未納料金が発生しているため、法的措置へ移行します。
オペレーターへお繋ぎする場合は「1」を押して下さい。
大半は自動でのガイダンスが続くものですが、今回は人間のスタッフと話すことができるとのことで、試してみることにしました。
ガイダンスに従い「1」を選択すると!
「1を選択してください」という指示に従い、「1」を入力しました。
その結果、機械的な返答ではなく、実際のスタッフと接続されました。
そして、直接会話が始まりました。
ここからが肝心です。
接続されると、次の情報を求められます。
- 氏名
- 連絡先
- 住所
これは、決済関連のサービスを利用した際の通常の手続きとして行われるものです。
しかし、ここでの情報提供は慎重に。詳しい理由は記事の後半で説明します。
料金に関してはケースバイケースですが、私の場合、20万円近くを要求されました。
コンビニ支払いを指示され、納得いかない反論にも言い訳が続きます。
一度は通話を終了しましたが、請求の根拠が見当たりません。
1800の電話番号「NTTファイナンス」の不在着信にかけ直す
また、応答できなかった際、メッセージが録音として残ることがあります。
メッセージの内容は基本的にガイダンスのもので、直接の対話内容ではありませんでした。
非通知の場合、返信する方法は限られますが、電話番号がわかる場合、改めてかけてみると同様のガイダンスが流れました。
最終的に、「1」を選択して、スタッフと接続されるよう促されます。
1800の電話番号が「NTTファイナンス」かどうか確認すると!
非通知からのファイナンスサービスの連絡には、初めから疑問点があります。
そもそも、NTTファイナンスという会社が実在するのかということです。
これに関しては、NTTファイナンスは実在します!
NTTファイナンスは、NTT(日本電信電話)グループの金融会社であることが調べるとすぐに出てきます。
NTTファイナンスが実在することは確認できました。
次に、実際に未払い等の問題がある場合、直接の対応が必要です。
疑念を持っても、ファイナンスサービスがこのような方法を採用している可能性を否定はできません。
その真偽は、直接サービス提供者に確認すべきです。
しかし、この問題は2023年8月に初めて発生したわけではなく、2022年頃から既に問題となっていました。
NTTファイナンス
「NTTファイナンス」をかたった不審なSMSや訪問及び自動音声
公式サイトにも、自動ガイダンスを使用しての通知は行っていない、と明記されていました。
したがって、非通知からのガイダンス通知は「詐欺の可能性が高い」と考えられます。
1800の電話番号「NTTファイナンス」の着信理由とは?
要するに、「ファイナンスの未納、法的手続き」という内容の連絡は、「国際詐欺電話」「ワン切り詐欺」の一種です。
なぜ私の番号にかかってきたのか、情報漏洩の疑念を感じる人も少なくないでしょう。
しかし、基本的にこれらの詐欺は無作為に番号を選択しているだけです。
従って、特定の情報が漏れたわけではありませんが、一度応答すると「使用中の番号」として取り扱われる恐れがあります。
このケースでは、単純な方法ではなく、録音機能も活用していることから、通常の詐欺よりも巧妙であることが伺えます。
1800の電話番号「NTTファイナンス」の目的とは?
「NTTファイナンスの未払い・法的手段」通話の真意は何かと疑問が湧きますね。
接続時には、オペレーターがあなたの情報を要求します。
そして、滞納金の支払いを求められることも。
主な狙いは情報の取得やお金の請求です。
興味深いことに、適当な情報を伝えても「確認完了」との返答があります。
実際に確認されることはなく、無関係な情報を伝えても、支払いを求められます。
また、国外の不正な通話も。
これらはあなたに再度かけ直させるよう仕向ける手法も使います。
国外の通話料は30秒で数百円とかなり高くなるのを知っていますか?
再度かけ直しをすることで、通話料が発生することは確かです。
その通話料が詐欺団体に流れる形で利益となっているんです。
一般的に詐欺は、振り込みやギフトカードの要求ですが、国外の通話やワンギリ詐欺は異なります。
こちらが再度かけ直すことで発生する通話料を狙っているのです。
業界内にも不正な業者がいるので、詐欺団体と提携していることも考えられます。
特に、今回は短時間のワンギリではなく、長く鳴り続けたり、留守番電話にメッセージを残すことも。
「担当者と話すにはキーを押してください」という指示がありますが、これがキーポイントです。
キーを押すと、通話が開始されるわけです。
基本的に、着信のみなら費用はかからないです。
しかし、こちらが応答することで、向こう側には通話料が発生します。
そして、その料金をどこかに請求するか、再度かけ直させる狙いもあるかもしれません。
さらに、リストにあなたの番号が掲載される可能性も。
1800の電話番号「NTTファイナンス」からの着信の対策
「NTTファイナンスの未払い・法的手段」の通話が来たときは、無視するか、絶対にかけ直さないよう心掛けましょう。
もし受けてしまったら、すぐに切断すること。
電話を受けるだけで、情報やお金を要求されることはありません。
オペレーターと接続してしまったら、個人情報を伝えずに切ること。
もし情報を伝えてしまった場合は、警察への相談を検討して、「#9110」で相談可能です。
過去には、ワンギリでかけ直しを促す手口が主流でした。
詐欺の手口は日々進化しています。
少しでも疑問に思ったら、インターネットで電話番号の真実を確認するか、関連する会社へ直接問い合わせてください。
まとめ
1800の電話番号からの留守番電話、「NTTファイナンス」を装う迷惑電話についてご紹介しました。
現在、国際番号を装った迷惑電話が多発しています。
また、同じタイミングで迷惑メールも出回っているようです!
どちらも、詐欺の可能性が高く、今回のNTTファイナンスのような詐欺は今後ますます多発することが予想されます。
まず、知らない電話番号、着信、メールは無視して大丈夫です。
直接、なにかせずにまずは、この場合NTTファイナンスに確認しましょう。
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